へたくそなのかな、歳の取り方。
休みの日を待ち望んで何かするってことがかなり少なくなってて、なんだか惰眠をむさぼってみたりしていてね。
そんな中でも「野球はあまり好きではない、でも楽天イーグルスは大好き」という偏った嗜好で西武ドームまで応援に行ってきた。
どうせ混んでないから当日券で十分、なんてたかをくくってたら大失敗。
駅を降りた目の前から、果てしなく伸びる当日券の列。
陸橋を越え、道路の向こうの公園まで列が伸びていて「あぁ、だめだ。適当にビールだけ飲んで音を聞いて楽しんで帰ろう。」と思っていたところ、去年新卒で入ってきた娘に声をかけられた。
その子は待ち合わせだったようだが、結局チケットを持っておらず、僕と同じで当日券の列に圧倒されていた。で、まぁ、とりあえずどこかに座るか!となった。
会社では違う部署だけど、以前すぐ後ろに座っていたので、自分としては珍しく顔と名前が一致していた子だ。まぁ、かなり個性的な子なので、それだけに印象にも深いわけだ。
球場の目の前にあるコンビニで、僕はビール、その子はジュースを買い、またすぐ隣の桜の木がある公園でちょっと休憩。
で、いろいろとはなしを聞いていたら会社辞める事にしたそうだ。
僕が顔と名前が一致しているだけのことはあり、それだけ色々と仕事に一生懸命取り組んでいたのだろう、取引先が是非にもということで誘われたそうだ。
正直、一年で会社を去るのは早すぎないか?本当に新しい職場でやっていけるか?そもそもその会社は大丈夫なのか?と心配にはなったが、生き生きとしているその目と、自信に満ちた表情をみていると「あぁ、この子は何でも楽しむことが出来るんだな、きっとがんばれる。」と思い、余計なことを言うのはやめた。
かれこれ一時間もそんなはなしをしていたら当日券の列もかなり短くなっていたので、並ぶことにした。
意外にも早く列は消化され、窓口に到達。自由席だけどチケットをその子にプレゼントしてあげた。
スタジアムに入り、その子と別れ自分は適当なポジションとビールを確保し観戦。
ホームゲームで見せた圧倒的な投打のバランスが崩れているぞ、楽天イーグルス。
まーくん押し出しやっちゃうし、満塁の場面で女房役の嶋捕手が打撃妨害でさらに失点。
7回の表まで見てたけど、最後までみて混雑した電車で帰りたくなくなったので途中でスタジアムを後にしました。
帰りの電車の中でふと、7連勝したときのイーグルスの強さが、調子に乗っていただけなのかなぁ?とか思えて、一年で会社を辞めると言った子のことが思い返された。
調子に乗っているときはだいたいにして何をやってもうまくいってしまう物。また、多少うまくいかなくても気にならない状況。でもいざ調子が悪いとか行き詰まっている時って、うまくいっていることさえも懐疑的になってしまう物なんだよな。
うまくいっているときこそ、なぜうまくいっているかを見極める冷めた、いや覚めた目を持たないといけない物なんじゃないかなぁ・・・、と感じた。
まぁ、彼女は半年前から誘われ続け、考えに考え抜いた末の結果で新しい道を選ぶらしいから、きっと覚めた目で考える時間も合ったのだろう。
ただ、彼女自身3年は少なくとも居ようと思った、という信念を覆すだけの物なのか・・・。
それは僕にはわからない。
その子がそうだというのでは決して無いのだけども、以前、「ついていないときに判断をするな。」という言葉がしみたこと、なんか色々と考えちゃった。
振り返って、自分。
3月末にそれまで長くいたアルバイトが社会人になるために部署を去り、業務委託先だけど2週間ほど机を並べていたスタッフが本社に戻った。
そしてなんと、僕が所属する子会社の社長が交代と、「あらら春は旅立ちの季節なのね。」と。
その3人に限らずだけど、やはり部署を構成する重要な人材な訳で、それが去っていくという事で改め部署内に不安や本社に対する不信感なんて言う物が沸き始めている。
実はこっそり努力して、今の組織を居心地の良い場所に組み立ててきたつもりだったけど、またそれやり直しなのかなぁ・・・
所詮組織なんて“個”の集まりで、圧倒的な船頭が居ることで形はできあがるんだけど、それは決して居心地が良い場所じゃないんだよね。たとえればただの軍隊。
もちろん利益を追求するのが会社の基本ミッションな訳だから、ただの仲良しグループではだめなんだけど、戦闘力を持った仲良しグループで、志を一つにすることが出来ればそれは最高なんじゃないかな?と僕は考えて居るんです。
だからこそ、“個”一つ一つを知り、適材適所に配置する。
そういった一歩引いた覚めた目を持つようになりたいと思った。
「なんだか知らないけど、うまくいく。」というのではなく、「こうやったらうまくいく。」とか「そうか、こうだからうまくいったのか。」と判断できる様になりたいと本当に思った。
新人や同僚なんかとはなしをするとき、気がつくと自分の経験やプライベートな事を少しずつ切り売りしていた感じで、そろそろ切るところも僕の中に無くなってきちゃったなぁ・・・
昔はこうだった、とかそんな話しか出来なくなってきている。
新人が新しいことを始めようと努力している様に、僕自身もまだまだのびしろがきっとあるんだろう。
いろいろなことをこれからも経験、勉強して、常に何かに刺激されていよう。