もはや寿司もファーストフードだよね。
もちろん廻る方だけど、お腹いっぱい食べて千数百円。
スシロー、かっぱ寿司、くら寿司、おたる寿し・・・、銚子丸なんてのもあるねぇ。
全部行ったわ。
最初は毎日ラーメンじゃ体に悪かろうって言うのが理由だったんだけどね。
晩ご飯なわけだから、毎日そんなに変化のない時間帯に行くわけなんだけど、それぞれの店の個性があることはすぐに分かる。
銚子丸なんて店員さんのこと"劇団員"って呼んでるからね。
いろんな店に行っても結局はその店舗ごとの個性があって、「これ何周目だよ・・・、ネタと皿がひとつになってるよ。」って言うものが回っている店もあるし、オーダーシステムを導入しているところはレーンに皿が廻っていないところもある。
そんなところはまぁ、思いつきでさらに手を伸ばすことはなく、仕組み使ってオーダーするんだけどね。
僕はひとりで行くからたいてい1〜2名様用カウンターで食べる。
若い頃は両脇の人と皿の数を競う気持ちで食べてたかなぁ・・・、今は7〜8皿食べたら恥ずかしくてわざと積み重ねた皿を二つの山にしたりしてね。
その点ではくら寿司はお皿投入システムがあって、何枚食べたかは周りの人に知られなかったりするよね。
ということで、いつもの展開、ここから本題。
お客さんのニーズに合わせるのは、ビジネスをしている以上最低限の準備だ。
住宅地にはカウンター席を多めの店舗設定で出店。
学生街なんかはきっと代替魚で赤身の魚をマグロって言ってシャリ大きめで安めの設定で出しても気がつかないだろうし、旨いし安い!って評判になるかもしれない。もちろん嘘をつきたくないから「マグロもどき」って言って出せばいい。それに今は代替魚はちゃんとそれを宣言しないといけないしね。銀むつがメロって言うようにね。
おっと、話がそれた。
40男がひとりで回転寿司に入って「あいつあんなに食ってるよ(笑)」ってレーンの向こう側のボックスに座る家族に奇妙な目で見られることが無い様に皿を投入する・・・・
そうか、そういう事だ、なるほど。
お店を経営するという視点で見たときに、美味しい物を提供したり良いサービスを提供するって言うことに注力するけど、お客さん目線で物を見るっていうのが大事なんだよね。
当たり前の事だけど、最近当たり前の事に気づくことが出来ない感じだった、そうか、そうだわ、そういう事だわ。
自分でそこに気がつけてよかった。
思い入れがある街仙台が甚大な被害にあい、すぐにでも飛んでいこうって思って、自分の中で言い訳を作ってしまって結局未だに行っていない。
で、行ってなにするの?山ほど水を届ける?抱えきれないほどのカップラーメンや缶詰を持っていく?それとも長年培ったボーイスカウトのアウトドアノウハウで暖を取ったり、お湯を沸かして風呂に入る方法を伝授する?
自分を犠牲にしても行けよ、困っている人を助けろよ。
いや、行って何をする?俺に何が出来る?俺に誰を救うことが出来る?
ここ数日、行動力が伴わない自分に極大の嫌悪感をいだいていて、何を食べても「これさえ食べられない人がいるのに。」とか、どこかに出かけても「外出さえ出来ない人がたくさんいるのに。」とか、腰が痛くて温めようという目的で風呂に入っても「被災のその日から風呂に入れていない人がたくさんいるのに。」って思ってしまう。
被災に合われた方のニーズに応えるには僕ひとりの力では非力すぎて限りがある。個人で100億円を寄付すると決めたソフトバンクの孫社長の決断でも、国が試算した復興に必要とされる25兆円に対して0.04%の金額だ。
でも、もちろん、それも非常に大事だ。
でも、被災された方の本当のニーズは報道を見ても、避難場所では物資支援のおかげで食べるものには困っていない。でも着替えが足りないと言い、幸いにも自宅が浸水程度で済んだ人は物資が避難所に届けられるため届かない、食べ物が欲しいと言う。
取り上げ方によって話がものすごく違う。
情報が多すぎて何が事実かわからない。
今出来ることは何だ?本当に求められている事は何だ?
風邪を引いた人間を風邪を引いた人間が看病することにならないよう、元気な人間は元気でいる努力をし、看病という名の寄付だったり、無駄遣いをしないこと。
これらが個人の集合体が出来ることなんじゃないかな、と思う。
僕なりに回転寿司から学んだことは、先日の日記からぶれていなかった事だった。
経済を停滞させてはいけない。
震災で亡くなった方へは最上級の哀悼の意を。
震災で被害に合われた方には最上級の支援を。
震災に合っていない人たちは、日本経済を支えるために、最大限の経済成長を。
偽善アピールじゃなくて、本当にしなくてはいけないことは、経済に風邪を引かせて、本当に風邪を引いてしまっている被災地のみなさんに気を使わせてしまわないことじゃないかな。
そして、ある程度不安が払拭されたとき、何よりも大切なのは被災にあって何もかもが変わってしまった人たちに対して、大丈夫だよ、日本はなんにも変わってないよ、一緒にこれからも頑張ろうね!って言える経済環境を維持することだと思う。
賛否あるだろうな、僕の意見。
でも、今の僕の価値観はそれだ。
あわせて、僕が葛藤している間に被災地にボランティアで参加された方や、職業とは言え物資運送や行方不明の方を捜索する自衛隊、企業であれ個人であれ莫大な金額を寄付する人たちへは最大の感謝を贈りたいと思う。