経営陣宛のラブレターは読まれずとも相思相愛であることを確認できた。
ふぅ、3連休。
お疲れ様でした、この数週間。
赤字部署である僕が所属する事業部は毎年2回ぐらい危機をむかえる。それが資金繰りだったり、数人のスタッフの相性問題だったり。
今回はどちらかという前者。
もともと赤字なんだから、親会社におんぶにだっこであることに代わりは無いんだけど、努力を見せたり愛情を示したりと様々な手を使って少し小遣いをもらう。
今回会社宛にラブレターを書いた内容は、僕を知る人ならば「え?」と一瞬目や耳を疑う内容だったかもしれない。
存続のためには人を切ることも手段の一つであると言うことを書いた。
身売りすることも、事業そのものをやめてしまうことも含めて、その指定された少ない紙面の面積の一部に収めてみた。
僕自身は性格的に人を切ることが出来ない、もちろん立場的にも職責がそこまで及ばないから僕の判断ではそれをすることは出来ない。でも、今僕に課せられている責任の範囲と発言の影響力がそこを実施できてしまう所にいる。
基本的に現場主義だから出世欲はあまりないけど、社長にはなりたくないけど工場長になりたい、下を全力で守るため上とけんかすることを全く気にしない、そんな人間になりたいと常々思っていて、いま僕がいる環境がそれを作ってくれた。
結局僕が徹夜で書き上げたラブレターは経営陣に読まれることは無かった様子だったが、経営陣は僕が所属する事業部に対して寛容で、それで居て息が詰まりそうなほどの期待をかけてくれている事がわかった。
僕自身がその場で話をして、その愛情を再度確認することが出来て、 そしてまた果たさなくてはいけない責任を自分自身でもう一度噛みしめることが出来た。
他の書類に追われ数週間ハードな日々を過ごしたが、一瞬でもこころから安堵することが出来た。
さて、今度は僕が現場に愛情を注ぐ番だ。
僕が居る会社はこの数年でプロ野球に参入することや、ある一定のジャンルで経済をコントロールする勢いさえ身につけた。残念ながら僕が所属する部署はそこにほとんど力を貸すことが出来ていないから、僕が居る会社は・・・、なんて語ることは出来ないんだけど、とにかくこの数年で爆発的な勢いで成長し、今ようやく落ち着きを手に入れようとしている。
その爆発的な成長が結果的に「着る服がなくなっちゃった!」とか、「靴のサイズが毎年大きくなる!」みたいな成長とともに準備しなくてはいけない身につける物をみんな新しくしなくてはいけない状態を作ってしまい、まさに身の丈にあったものを失っているような感じがする。
組織をよく三角の図で表現するけど、うちもそう。成長の勢いを加速するために三角形の頂点と底辺の間を構成する台形の部分がもの凄い勢いで大きくなりすぎてしまった。
1の意見を底辺の2つの角へ、たったそれだけの事なのに、その底辺の2点を頂点としたさらに底辺2点が二つという組織になり、その計4つの頂点がさらにその下の2点へ、またそのしたへ・・・
経営方針という会社の背骨を支えなくてはいけないはずの一本の線が、大きくなった三角形の中の台形を大きくゆがめてしまい底辺へ到着するときには伝言ゲームよろしく正しく伝わらなくなってきている。しかも、成長と同じ加速度的に。
今回、一番てっぺんの目を凝視する勢いで、おでこをつける勢いで近づいて話をして、やっぱりちゃんと話をするには人を介していてはだめだ、と痛感した。
僕が社会人になった最初の会社で「僕の今年の目標は『言いたいことは言うです!』です。」って言ったら「じゃ、僕は君の敵になるしかないね。」と言われたことがあったけど、僕の本質はその時、いや、親父とお袋に育てられその環境に一切惑いが無いことがわかった。
こないだ誕生日を迎えて39歳になり、もう世間では立派な大人だ。諸先輩方にはまだまだ及ばないけど、分別もあるし、例え年下の青二才と思っている奴の話でもしっかり目を見て聴く事の出来る甲斐性もある。
これだと思うこと、本気でやろう。
赤字体質を脱出して、利益を出して、その利益で社員旅行に行こう。
絶対やってやる。