金つぎ
・・・、って知ってますか?「金つぎ」です。
割れたり、欠けたりした食器を綺麗に修復する技術です、工芸品扱いされています。
一般人の使う食器が割れてしまったら、最初伊勢丹の食器コーナーで買った物でも、おそらくは「諦めがつく様に」と次はホームセンターで新しい物を買い、最終的には100円ショップで買う・・・、とランクを落としながら買いそろえ、気がつくと一組も揃った茶碗が用意できない・・・、なんて言う事があるのではないでしょうか。
高価な物を買えば買うだけ、割った時の後悔が大きいとおもいます。
その「後悔」の度合いが大きい茶碗が割れたり欠けた時に、「金つぎ」という手法を用いて新しい生命を宿す事が出来、新しい愛着が産まれる物なのだと思います。
形あるもの、扱いによってその形を失います。
では形の無い物、思い出や人間関係はどうでしょう。
一枚しか無い写真なんかを燃やしてしまった場合、どんな素材を持ってしても「つぐ」事は出来ません。人間関係だって、ささいな言い争いから二度と会う事が出来なくなった友達なんかも居るのではないでしょうか。
それを乗り越えてこそ本当の友情である・・・、という考えもありますが、その些細な言い争いのときの物言いに我慢が出来ない時、本当の友情として乗り越える事は出来ますか?
人間関係の「金つぎ」が無いからなおさらなのでしょう、伊勢丹で買って、100円ショップにたどり着くと言った事が出来ない物です。
そして、有形の物とは異なり、新しく出会う友人とは今まで以上に、さらに高く深いところを求めてしまう物だと思います。
そしてまた、割れてしまった物が無形であればある程新しい物を求めなくなるものなのかもしれません。
ん〜、難しいけど今僕はそれに葛藤しています。